2024年8月無料相談会のお知らせ

2024年8月無料相談会のお知らせ

【鎌倉市役所】 市民相談室
開催日:8月 28日(水)午後1時~午後4時

※予約制(先着順)相談日の1週間前から受付。鎌倉市役所地域共生課 くらしと福祉の相談担当まで。
電話(0467-61-3864)

 

【逗子市役所】 3階市民協働課内相談室
開催日:8月  7日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

   8月 21日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

※予約制(先着順)逗子市役所市民協働課まで。
電話(046-872-8156)

 

【葉山町役場】 2階相談室
開催日:8月  1日(木)午後1時30分~午後4時

※予約制(先着順)葉山町役場町民健康課まで。
電話(046-876-1111)

みんなの眼(まなこ) ~ある認知症カフェのお話~

副支部長の荒井真澄です。女性支部役員が多い中で数少ない男性です。

 

毎月第四火曜日の午後に、「東逗子オレンジカフェ『あつま~る』」という認知症カフェのお手伝いをしています。会場は逗子市内の県営桜山ハイツ集会所が基本ですが、季節によっては、屋外の東逗子駅前ふれあい広場のこともあります。毎回20~30名の方に参加いただいています。

 

そこでの私の役割は、歌のピアノ伴奏です。ギター2本も加わって、毎回童謡や昭和歌謡の名曲を10曲近く歌っていただいています。

 

この歌のプログラムの魅力は、リーダー長谷川静さんの選曲の視点とトークです。単に参加者の方々が好きな歌を勝手に歌うというスタイルではなく、その季節、月、行事にちなんだ歌や逗子になじみのある曲、作詞作曲家などをあらかじめ選び、本番の会場では、絶妙な語りで歌をつなぎ、プログラムを進行していきます。長谷川さんが提供する話題をきっかけに昔話を始める方や、歌の題名を告げた途端にピアノ伴奏開始前から口ずさんでしまう方など様々な反応があって、とても和やかな雰囲気になります。60年近くピアノを弾き続けていますが、みなさんが声をそろえて楽しく歌っていただけることに、音楽で心つながるささやかな喜びを感じています。

 

ギター譜面をもとにピアノでメロディーと伴奏を付けるので、練習準備段階で、ある程度アレンジをして、歌いやすいようにキーを調整する必要もあり、この部分に多少エネルギーがかかります。時に、ラストを恰好よく盛り上げて曲を締めくくったつもりだったところが、繰り返しやもう1コーラスが残っていて、あわてて追っかけて伴奏を続けるなど思わぬハプニングもあったりしますが、心広く許していただいているという感じでしょうか。

 

カフェの運営には、リーダーの長谷川静さんを中心に、喫茶、会場設営のボランティアの皆さん、逗子市役所の保健師さん、逗子市社会福祉協議会、東部地域包括支援センター等の専門スタッフの方が支援してくださり、個別相談も受けつけています。健康管理講話、口腔体操、認知症予防体操(コグニサイズ)、ラジオ体操などの定例プログラムに加え、紙芝居、フラダンス、合唱、和太鼓など出演者による企画は盛りだくさんで、運営スタッフが毎回知恵を絞っています。

 

大切だと思うことは、このような数多くの方が少しずつながらも毎月継続的に参加者の皆さんと関わっているということです。いろいろな方の複数の「みんなの眼(まなこ)」によって、「最近あの方お見えにならないね」など参加者やスタッフの中でお互いをごく自然に気遣い、余計なお世話にならない適度な距離感でその心配を解いていける心地よい人間関係につながっているように思うのです。

 

行政書士として終活のご相談をお受けすることが多いのですが、必要となる法的な支援の話ばかりではなく、周囲との関わりを持つことの大切さについても話が及ぶことがあります。「あつま~る」のネットワークを通じて、私も「みんなの眼(まなこ)」の一人であり続けたいと思っています。

(荒井 真澄)

 

2024年7月無料相談会のお知らせ

【鎌倉市役所】 市民相談室
開催日:7月 24日(水)午後1時~午後4時

※予約制(先着順)相談日の1週間前から受付。鎌倉市役所地域共生課 くらしと福祉の相談担当まで。
電話(0467-61-3864)

 

【逗子市役所】 3階市民協働課内相談室
開催日:7月  3日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

   7月 17日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

※予約制(先着順)逗子市役所市民協働課まで。
電話(046-872-8156)

 

【葉山町役場】 2階相談室
開催日:7月  4日(木)午後1時30分~午後4時

※予約制(先着順)葉山町役場町民健康課まで。
電話(046-876-1111)

令和5年度第2回支部研修会報告

2月16日(金)、鎌倉芸術館集会室で「動物と暮らす高齢世帯の方々へ・・・行政書士ができること、すべきこと」をテーマに支部研修が開催されました。小杉薰会員がメイン講師を、中野有香研修委員がサブ講師を務めました。参加者は33名、うち9名が他支部の会員で、この問題に関する関心の広がりを感じました。

最初に小杉講師から飼い主が高齢化することに伴い、伴侶動物の世話がおろそかになることがある現状と、それに対しての各自治体等の対策の紹介がありました。続いて高齢者が伴侶動物と暮らすことのメリットについて話され、60代以上の高齢者がどのくらい犬や猫を飼っているかというデータの紹介があり、4つのグループに分かれてのワークショップに移りました。

ワークショップでは、①動物と暮らす現場で起きた事例について、どう対応したか、どう対応すべきか、②その問題を未然に防ぐためにどうしたらよいか、というテーマで、高齢者が動物の世話ができなくなったり、先に逝ってしまった時に、残された動物と飼い主に対して、行政書士としてどう対応できるか、対応すべきかをグループで話し合いました。

①では、参加者が体験したり、見聞きした実例がたくさん紹介され、対応についてもなるほどと頷くことが多くありました。また、②では、更に突っ込んでの意見交換が多くされ、有意義な時間となりました。

まとめを兼ねて小杉講師からは、講師が自ら設立された(社)承継飼養サービスセンターのプログラムについて紹介がありました。今回のテーマは、日常の業務の中では、あまり多く関わる事案ではありませんが、いざぶつかった時には簡単に解決できるものではありません。今回、多くの気づきを得られた研修となりました。

最後に渡邉茂実先生(川崎北支部)から行政書士ADRセンター神奈川についてのアピールがあり、実り多い研修は閉幕となりました。

研修のあとは、大船の居酒屋で懇親会が開かれました。研修のワークショップですでにつながりができていた参加者同士、動物の話に限らず大いに盛り上がり、楽しいひとときとなりました。

(前田陽子)

2024年6月無料相談会のお知らせ

【鎌倉市役所】 市民相談室
開催日:6月 26日(水)午後1時~午後4時

※予約制(先着順)相談日の1週間前から受付。鎌倉市役所地域共生課 くらしと福祉の相談担当まで。
電話(0467-61-3864)

 

【逗子市役所】 3階市民協働課内相談室
開催日:6月  5日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

   6月 19日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

※予約制(先着順)逗子市役所市民協働課まで。
電話(046-872-8156)

 

【葉山町役場】 2階相談室
開催日:6月  6日(木)午後1時30分~午後4時

※予約制(先着順)葉山町役場町民健康課まで。
電話(046-876-1111)

まさかの「合格証」

支部の会計幹事を担当しております星原です。

リレーコラムのバトンを受けましたので、悩みましたが行政書士試験に合格したときのことと、それまでの経緯でもお話してみようかと思います。

若かりし頃、私は銀行に勤めていまして、主に渉外畑を歩いていたのですが、転機が来たのは30代半ばの頃です。転勤と同時に業務課長(預金・総務担当)を命ずるという人事発令によって、まったく畑違い業務の責任者となってしまい、そこからが大変でした。

新任店は業歴の長い駅前立地店舗で、お取引先も来店されるお客数も多く、私は慣れない業務でてんてこ舞い、特に苦慮したのが、相続に関する相談とそれに伴う事務処理でした。

金融機関は預金者の死亡を検知しますと、即時に預金凍結をしますが、これが相続人との揉め事カウントダウンの開始です。相続預金に関する苦情は枚挙にいとまがありません。

名義変更、払い出し、解約手続きについての説明を大体のお客様は理解されるのですが、中には「私が相続人だ。現に通帳も印鑑も持参した。私が言うのだから間違いない。早急に対応せよ!」と主張される方も少なくないのです。一方的な罵声を浴びながらの折衝は数えきれないほど経験しました。

そういった苦い経験、苦情を避けたいとの一心で、相続に関しての知識の幅を広げようと様々な勉強をした(せざるを得なかった)ものでした。

その後は早期退職制度を選択し銀行から転職したのですが、退職後を考える年齢に達した頃に、行政書士ならば私の経験を活かせるかもしれないと考え試験勉強を始めました。

平成26年度の試験を受けたのですが、結果は「微妙だなぁ」でした。そうして自己採点をしたところ残念ながら一問(4点)基準点に達していませんでした。絶対評価の試験ですから絶望です。そういう事から1月に合否通知書が届いても開けてもみずに、来年は多分、大丈夫だろうと試験終了直後から勉強は再開しておりました。

ところがです。合格証が届いたのです。そりゃもうびっくりでした。

何故か?その年度は、補正措置が行なわれて、合格基準点180点が166点に下げられたとのことでした。新試験移行後の異例的な初めての補正措置という、珍しい嬉しい経験を経て私は行政書士の資格をいただきました。

万々歳です。

そういう私も先日、逗子市役所で相談員としてデビューさせていただきました。緊張しましたが、どうにかお話を伺うことができホッとしながらこの文章を書いております。

今後も、様々な状況により、困っておられる方のお話を伺う機会が増えていくことになると思いますが、そういう方々に、より一層寄り添えるように、知恵と知識を深める努力をしていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いします。

星原 進

2024年5月無料相談会のお知らせ

【鎌倉市役所】 市民相談室
開催日:5月 22日(水)午後1時~午後4時

※予約制(先着順)相談日の1週間前から受付。鎌倉市役所地域共生課 くらしと福祉の相談担当まで。
電話(0467-61-3864)

 

【逗子市役所】 3階市民協働課内相談室
開催日:5月  1日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

   5月 15日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

※予約制(先着順)逗子市役所市民協働課まで。
電話(046-872-8156)

 

【葉山町役場】 2階相談室
開催日:5月  2日(木)午後1時30分~午後4時

※予約制(先着順)葉山町役場町民健康課まで。
電話(046-876-1111)

令和5年度鎌倉支部忘年会

令和5年12月16日(金)午後4時より鎌倉山下飯店にて鎌倉支部の忘年会を開催しました。 忘年会は鎌倉支部会員のみの参加とし新人会員も含め、参加者32名となりました。

町田支部長の開会の挨拶、小田恭平顧問の乾杯で始まり、和やかな雰囲気で歓談の時間を持ちました。コロナウィルスの感染も落ち着き、マスク着用の規制もなく、円卓には美味しい料理とお酒が並び、会員同士の話はいつにも増して盛り上がりがありました。

まずは、新入会員の紹介。忘年会に参加した新入会員は1名でしたが、社会人としていろいろな経験を重ねて行政書士となり、海外での生活も長かったため、海外での経験を活かし、国際業務を行っていきたいとのことでした。

次は、町田支部長の手品。いつ練習したのかと思うような水を使った見事な手品、そして素敵な花をどこからともなく出して、当日誕生日の会員へお花のプレゼントをしました。

最後は、クイズを交えたコントでテーマは、「相続と遺言」

莫大な遺産を受け継ぐこととなった相続人たちの遺産分割にクイズを交えての協議が始まり、協議は、忘年会のテーブルごとの争いとなりました。協議が進み、終わりに差し掛かった時、遺言書を掲げ弁護士が登場。遺言書を読み上げ、遺言通りの遺産分割となりました。

涙、笑いありのコントで、楽しい時間はあっという間に過ぎ、お開きの時間となりました。

今年も昨年以上に鎌倉支部の活躍が楽しみです。

(櫻井貴美子)

2024年4月無料相談会のお知らせ

【鎌倉市役所】 市民相談室
開催日:4月 24日(水)午後1時~午後4時

※予約制(先着順)相談日の1週間前から受付。鎌倉市役所地域共生課 くらしと福祉の相談担当まで。
電話(0467-61-3864)

 

【逗子市役所】 3階市民協働課内相談室
開催日:4月  3日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

   4月 17日(水)午前9時~12時 午後1時~午後4時

※予約制(先着順)逗子市役所市民協働課まで。
電話(046-872-8156)

 

【葉山町役場】 2階相談室
開催日:4月  4日(木)午後1時30分~午後4時

※予約制(先着順)葉山町役場町民健康課まで。
電話(046-876-1111)

日本の冬

2023年8月に鎌倉で開業した滋賀正樹です。

しばらく海外で暮らしていたので、日本の冬を越すのは久しぶりでした。日本の冬というと寒いというイメージがありましたが、最近は家の造りも良くなって屋内ではそれほど寒さを感じないで生活できるようになりました。欧米人は、厳しい自然と対峙して自然から身を守るために堅固な住宅を建てるという感覚なのでしょうか、住宅の構造や暖房設備が充実しているので、家の中は冬でも過ごしやすいです。一方、日本の伝統的な住宅はかなり風通しがよろしく、冬は寒く感じることが多い。自然と一体となって季節の移り変わりを肌で感じ、四季折々の美しさを愛でながら生活するという日本人の文化が影響しているように思います。昔は冬も外気の気温と変わらないような家の中で過ごしていたのですから、昔の人は強かったですね。

暑さ寒さを気にせず暮らせる場所もあります。ウガンダの首都カンパラは赤道近くにもかかわらず標高1300m程の高地であるため、気温が年中27℃前後で夏も冬もない。朝晩も冷え込まずいつも暖かいので、風通しのよい住まいで凍える心配もなく、着る服に悩む必要もありません。しばらく生活していると体調が安定し、とても心地よい。寒暖の差というのは結構ストレスになっているものです。雨も降り作物もよく育つ。元来豊かな土地です。こういう土地に移住するのもいいかもしれないと思いました。マラリアに罹らないよう注意する必要はありますが。

とりとめのない話になりましたが、日本ではまた春が巡ってきます。やはり四季のある日本は美しい。日本人でよかったと思いつつ、これまでの行政経験、国際経験を活かしながら、地域の皆さまの問題解決のためにお役に立てるよう頑張るつもりです。春とともに生活にも仕事にも新たな展開と活気が生まれることを期待します。

滋賀正樹