日本の冬

日本の冬

2023年8月に鎌倉で開業した滋賀正樹です。

しばらく海外で暮らしていたので、日本の冬を越すのは久しぶりでした。日本の冬というと寒いというイメージがありましたが、最近は家の造りも良くなって屋内ではそれほど寒さを感じないで生活できるようになりました。欧米人は、厳しい自然と対峙して自然から身を守るために堅固な住宅を建てるという感覚なのでしょうか、住宅の構造や暖房設備が充実しているので、家の中は冬でも過ごしやすいです。一方、日本の伝統的な住宅はかなり風通しがよろしく、冬は寒く感じることが多い。自然と一体となって季節の移り変わりを肌で感じ、四季折々の美しさを愛でながら生活するという日本人の文化が影響しているように思います。昔は冬も外気の気温と変わらないような家の中で過ごしていたのですから、昔の人は強かったですね。

暑さ寒さを気にせず暮らせる場所もあります。ウガンダの首都カンパラは赤道近くにもかかわらず標高1300m程の高地であるため、気温が年中27℃前後で夏も冬もない。朝晩も冷え込まずいつも暖かいので、風通しのよい住まいで凍える心配もなく、着る服に悩む必要もありません。しばらく生活していると体調が安定し、とても心地よい。寒暖の差というのは結構ストレスになっているものです。雨も降り作物もよく育つ。元来豊かな土地です。こういう土地に移住するのもいいかもしれないと思いました。マラリアに罹らないよう注意する必要はありますが。

とりとめのない話になりましたが、日本ではまた春が巡ってきます。やはり四季のある日本は美しい。日本人でよかったと思いつつ、これまでの行政経験、国際経験を活かしながら、地域の皆さまの問題解決のためにお役に立てるよう頑張るつもりです。春とともに生活にも仕事にも新たな展開と活気が生まれることを期待します。

滋賀正樹