【令和4年度第1回研修会】
令和4年8月2日(火)15時より、鎌倉プリンスホテル バンケットホールにて、鎌倉支部本年度第1回研修会が開催されました。リアルの研修は約2年半ぶりです。コロナ感染拡大第7波の勢いが増す中で、開催可否の判断は大変悩ましいものであったかとは思いますが、細心の感染対策をとって行われました。真夏の酷暑にもかかわらず、他支部からの会員含め47名が参加しました。
会場は、相模湾の大海原に面し、江の島まで見通せる鎌倉ならではのオーシャンビュー。小林三千世支部長が「日ごろの悩みがちっぽけなことだと思えてしまう」と挨拶されたそんな包容力のあるシーンが臨める魅力的な会場でした。会場内にはアロハ姿の軽装の会員もちらほらとくつろいだ雰囲気でした。
研修では、弁護士で元最高検検事、元公証人の麻生興太郎先生をお招きし、「老後の安心設計と公証役場の活用」というテーマで講演をいただきました。
元公証人としてのご経歴から、公証役場の業務、遺言書、任意後見契約、尊厳死宣言の作成、実務上の留意点のほか、「知っていると便利な」公正証書遺言の文例や適用場面の紹介もいただきました。この後、早乙女和男会員により「自筆証書遺言保管制度」に関する説明がありました。麻生先生は、参加者の反応を見ながら、質疑に多くの時間をとってくださり、丁寧にご回答いただきました。これはリアル研修ならではの交流の魅力です。
休憩後引き続き、着席での「黙食」スタイルで、サマーパーティーが開催されました。この2年半の間に新たに支部会員となった6名の出席会員より自己紹介があり、それぞれに新鮮な息吹を感じました。暮れなずむ会場ステージ上では、支部長や会員によるエレキギター、キーボードの演奏にボーカルも参加、その後女性会員二名によるベリーダンスの披露までありました。大声をだすことのできない環境下で、聴覚と視覚に訴える企画を楽しみました。
にぎやかな会員相互交流というこれまでのスタイルとはひと味違う仕立てで、研修テーマや自分自身の業務についても自ら想いをめぐらせ、ゆったりと非日常感のある豊かな気持ちになれたひとときでした。
(荒井 真澄)